わが国は、国民の全てが健康に暮らせるよう、誰でもが最低限必要な医療サービスを受けられる、健康保険制度が整備されています。これは国民皆保険制とも呼ばれるほど、世界的にも高普及水準の健康保険制度で、この制度のおかげで国民は安価に、適切な治療を受けられます。
しかし、治療に代表される医療サービスには、この健康保険制度が適用される保険診療の他にも、自由診療と呼ばれるものがあります。
これは、健康保険を適用せず、すべて自費により治療費を支払う治療の事です。
保険診療は、「国民の誰もが健康に暮らすための最低限、必要な医療サービスを受けられる」事を目的とした物であるため、それは必ずしも「最適な治療」とは言い難く、ある「制限された範囲内」での治療、という事になってしまいます。具体的に、保険適用には色々な制限があるのです。
歯科治療の場合で言うと、代表的な制限は、歯のかぶせものや人工歯などの材料に制限があります。残念ながら、時間と共に変色してしまうような物しか使えないのです。
また治療方法そのものにも、保険適用できるものとそうでないものがあります。人工歯根を埋込むインプラント治療などは、まさにその最たるものです。
それに比べ、自由診療ではそういった制限が一切ありませんので、患者様にとっては広範囲の治療方法を選択する事ができ、結果的にその症例に見合った、高品質で最適な治療を受ける事が出来ます。